酒井・浦野・前田・中村・小宮編『概念分析の社会学２』読書会

概要

• 開催期間と回数：　2016年7～9月の間に全四回。　（開催日は参加者間で調整のうえ確定します）
• 会場：　京都府下
• 対象書籍：　酒井・浦野・前田・中村・小宮編 『概念分析の社会学２―実践の社会的論理』 （ナカニシヤ出版、2016年）
  • 検討を予定している章：　ナビゲーション１～４、1章、2章、3章、5章、8章、10章、13章、14章
• 主　催　：　関西EMCA互助会
  • 大石真澄 （総合研究大学院大学 文化科学研究科 国際日本研究専攻 博士後期課程）
  • 妹尾麻美（大阪大学人間科学研究科 社会環境学 コミュニケーション社会学 博士後期課程）

第三回

• 開催日時：　9月10日(土)、12時～
• 会　場　：　京都大学 総合研究２号館 ３F 小演習室１
• 検討章　：　
  • 第05章　北田暁大「彼女たちの〈社会的なものthe social〉――世紀転換期アメリカにおけるソーシャルワークの専門職化をめぐって」（担当：藤原さん）
  • 第13章　海老田大五朗「柔道家たちの予期を可能にするもの」（担当：小泉さん）
  • 第14章　酒井信一郎「観光における「見ること」の組織化」（担当：城さん）

第二回

• 開催日時：　8月13日(土)、12時～
• 会　場　：　大阪大学吹田キャンパス 人間科学研究科北館5F
• 検討章　：　
  • 第01章　浦野 茂「神経多様性」の戦術――自伝における脳と神経」（担当：木下さん）
  • 第03章　鶴田幸恵「性同一性障害として生きる――「病気」から生き方へ」（担当：松木さん）
  • 第08章　中村和生・森 一平・五十嵐素子「素朴心理学からDoing sociologyへ──記述の下での理解と動機のレリヴァンス」（担当：大石さん）

第一回

• 開催日時：2016年7月24日（日）　12:00～　
• 会場：　場所：京都大学 総合研究２号館 3F 小演習室１
  （日曜日ですので，南側入り口が閉まっております。北西東側入り口をご利用ください）
• 検討章：
  • 第02章　前田泰樹「新しい分類のもとでの連帯――遺伝学的シティズンシップと患者会の活動」（担当：平本毅さん（京都大学））
  • 第10章　森 一平「授業の秩序化実践と「学級」の概念」（妹尾麻美さん（大阪大学））
  • ナビゲーション１
• ※「ナビゲーション１」の疑問点、読書会で確認したい点などを事前募集しています。件名を「『概念分析の社会学２』読書会」としたメールを大石（）までお送りください。

読書会の目的および進め方

 掲載されている論文検討と、ナビゲーションに関する簡単な確認を行うことを目的とします。

 読書会は以下の２つが進行の柱になります。

1. 冒頭にナビゲーションについての確認　（全四回で１から順に一つずつ扱います）
2. その日の担当論文検討　（一回に論文二つを検討します）

1. ナビゲーションについて

 四つのナビゲーションは、本書を読み進めるための指針として置かれています（「はじめに」p. i 中ほどより）。このナビゲーションを確認することで、エスノメソドロジー・会話分析になじみのない方でも一緒に読み進められるようにしたいと思います。

 読書会の一週間前までに、次の会で扱うナビゲーションに関する質問、確認したいこと、わからないところなどを主催者まで送ってください。それをとりまとめたものを毎回配付し、それを基に当日確認していきます。このことでレジュメ担当を作らずに、かつ効率よく、しかもFAQ的なものが作成できると思います。

2. 論文について

 基本的に「書評」的な形での検討を予定しています。すなわち、担当者は単に内容に関するレジュメを作るのではなく、何らかの書評としての機能を持つようなレジュメを作成していただければと思います。ただし、担当者の専攻・専門は問いません。