組織エスノグラフィ研究会

開催趣旨

「組織」は、社会学、人類学、社会心理学や経営学など様々な学問分野で研究対象とされてきました。本研究会では、組織研究の先史を学び、ワークプレイスや音楽スタジオ、家族生活の実践を記述することと、組織研究の関係について検討します。

概要

要事前申し込み。

• 日　時：　2016年3月19日（土）　10:00-18:00
• 場　所：　新潟日報メディアシップ　新潟県新潟市中央区万代3-1-1 （代表：025-385-7447）
  • ※会場詳細は申込者にお伝えします。最大収容人数は45名です。
• 参加費：　無料
• 参加方法：　懇親会参加の可否と合わせて、主催者までご一報ください（締切3月17日）。
  なお、全セクションへの参加は必須ではありませんが、可能なかぎりご参加くださいますよう、よろしくお願いします。
• 連絡先（企画・主催）：　海老田大五朗（新潟青陵大学）　email: ebita[at]n-seiryo.ac.jp　tel: 025-266-9561（研究室直通）

研究会スケジュールと概要

「音楽をめぐる活動のエスノメソドロジー研究」について（10:00-12:00）

• 話題提供者：吉川侑輝　（慶應大学大学院前期博士課程）

本セクションでは、吉川会員による修士論文（提出予定）「音楽をめぐる活動のエスノメソドロジー研究——日本における「古楽」実践を事例として——」についての報告を受け、それをもとに「音楽のEM」の研究が今後とりうる方向や課題を共有することを目的としています。また、練習場などにおける音楽家たちのやりとりのフィールドワークをすることと、「組織」との関係についても検討したいと思います。

講話（13:00-15:30）

• 話題提供者：酒井泰斗　（無所属）

本セクションでは、障害があっても一般企業で働くことを可能にする障害者雇用研究の一環として、組織研究史に詳しい酒井泰斗さんをお招きし、佐藤郁哉（2002）『組織と経営について知るための実践フィールドワーク入門』、金井壽宏ほか（2010）『組織エスノグラフィ』といった文献などを想定し、そのうえで、こうした研究にとっての先史となるものをご講話いただく予定です。

データセッション（16:00-18:00）

• データ提供者：是永論　（立教大学教授）

本セクションでは、家庭内での学習に関連した行動と住宅のデザインの関係を検証するために定期的に撮影された、家庭内場面の映像データについて、研究の背景を紹介しながら、いくつかのデータを一緒に見ていただく予定です。撮影だけによる観察手法の適切さを含めて、データとして持つ意味についても検討できればと思います。

懇親会（18:30-20:30）

• 希望者のみ
• 会費5000円程度、場所はメディアシップ2Fの「新潟 市場食堂」を予定。

＊なお、諸事情によりプログラムに変更がありえます。その点ご承知おきください。