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出典:日本能率協会(2009)「潜在能力の組織的発揮~『働く人の喜び』を生み出す経営~」
読書会の概要 | 参加申込 | 開催日程 | 参考文献 |
このページには2022年1月から開催している読書会の案内と記録を公開しています。
敗戦後の日本企業に、アメリカの経営学的知識は主に2つのルートでもたらされました。1つは占領軍がもたらしたTWI、MTP、CCS講座といった各種経営教育プログラムや、経済団体の訪米視察団などを通してアメリカから直接的な知識移転を行うもの(Okazaki-Ward 1993; 山崎 2014)、もう1つはアメリカの最先端科学を学んだ研究者たちが、学術研究のかたわら一般向けの啓蒙活動を行なったり、指導学生が就職して企業経営に携わるようになることを通して(八代ほか編 2010)、アカデミア経由で間接的な知識移転を行うものでした。
本茶話会ではこれまで 後者のアカデミア経由での知識移転に注目し、その中心にいた人物の一人、社会学者尾高邦雄の1950年代の著作を主に検討してきました。そして、尾高がアメリカの経営学的知識(人間関係論)を利用して研究を進めると同時に、その知識を積極的に企業や一般社会へも紹介しながら、次第にそれが正しく受容されないことへの不満を示すようになっていったことを確認してきました(尾高1952, 1956, 1958)。
それでは尾高が紹介したようなアメリカの経営学的知識は、日本においてどのように受容されたのでしょうか。それが正しい仕方でなかったというのであれば、元々アメリカにおいてはどのように受容されたものだったのでしょうか。
本茶話会では、アメリカの経営学的知識を受容する日米の社会の違いを視野に入れながら、それぞれの経営学の展開について関連文献を読み理解を深めていきたいと考えています。経営学(史)に関心がある方はもちろん、経営や労働の実践に関心がある方、日米の社会(学)史に関心がある方など、多様な関心の方の参加を歓迎します。(井島大介 記)
2022年8月より、会の名称を「尾高邦雄読書会」から「日米経営学史茶話会」に変更しました。
開催日 | 対象・範囲 | 担当者 | |
第一回 | 2022.01.24(月) 19:00- | 『産業における人間関係の科学』 | 井島大介 |
第二回 | 2022.02.26(土) 10:00- | 『鋳物の町―産業社会学的研究』 | 宮地俊介 |
第三回 | 2022.03.28(月) 19:00- | 『産業社会学』 | 林 凌 |
第四回 | 2022.04.29(金) 19:00- | 武岡暢「尾高邦雄はなぜ職業社会学を維持できなかったか——もうひとつの職業概念に向けて」 in 出口・武田編『社会の解読力〈文化編〉』 新曜社、2022年 |
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第五回 | 2022.05.27(金) 19:00- | 松永伸太朗・園田薫・中川宗人編『21世紀の産業・労働社会学:「働く人間」へのアプローチ』 ナカニシヤ出版、2022年
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第六回 | 2022.06.21(火) 19:00- | 山崎敏夫「ヒューマン・リレーションズの導入の日独比較」(第4章) 『企業経営の日独比較―産業集中体制および「アメリカ化」と「再構造化」』 森山書店、2017年 |
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第七回 | 2022.07.29(金) 19:00- | 岩出博『アメリカ労務管理論史』 三嶺書房、1989年
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第八回 | 2022.08.29(月) 19:00- | 岩出 博『アメリカ労務管理論史』 三嶺書房、1989年
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第九回 | 2022.09.23(金) 10:00- | 岩出 博『アメリカ労務管理論史』 三嶺書房、1989年
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第十回 | 2022.10.25(火) 19:00- | 岩出 博『アメリカ労務管理論史』 三嶺書房、1989年
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第11回 | 2022.11.29(火) 19:00- | ゲイリー・レイサム、『ワーク・モティベーション』 NTT出版、2009年。[訳者による書籍紹介]
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第12回 | 2022.12.28(水) 19:00- | ゲイリー・レイサム、『ワーク・モティベーション』 NTT出版、2009年。
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第13回 | 2023.01.24(火) 19:00- | ゲイリー・レイサム、『ワーク・モティベーション』 NTT出版、2009年。
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第14回 | 2023.02.28(火) 19:00- | ゲイリー・レイサム、『ワーク・モティベーション』 NTT出版、2009年。
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第15回 | 2023.03.23(木) 19:30- | ゲイリー・レイサム、『ワーク・モティベーション』 NTT出版、2009年。
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第16回 | 2023.04.26(水) 19:30- | ゲイリー・レイサム、『ワーク・モティベーション』 NTT出版、2009年。
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第17回 | 2023.05.22(月) 19:30- | ゲイリー・レイサム、『ワーク・モティベーション』 NTT出版、2009年。
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第18回 | 第22回 |
2023.06.26(月) 19:30- 2023.07.24(月) 19:30- 2023.08.30(水) 19:30- 2023.10.21(土) 10:00- 2023.12.02(土) 10:00- |
佐々木 聡、『科学的管理法の日本的展開』 有斐閣、1998年。 | |
第23回 | 第29回 |
2023.12.27(水) 19:30- | 2024年08月06日(火) 19:30- |
梅崎修・南雲智映・島西智輝、『日本的雇用システムをつくる 1945-1995――オーラルヒストリーによる接近』 東京大学出版会、2023年。 | |
第30回 | |
2024.09.dd(w) 19:30- | |
中北浩爾、『日本労働政治の国際関係史 1945-1964 : 社会民主主義という選択肢』 岩波書店、2008年。 |
記載事項 | 注記 | |
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4 | 専攻もしくは関心やバックグラウンド | |
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